2007年6月8日金曜日

本物の料理を小学生へ

京都の老舗料亭の料理人が食育授業として、小学生に本物の味を教えてくれるそうです。 日本料理の普及活動などに取り組むアカデミー側の要望から、出前授業が始まりました。 味にうるさい小学生になってしまうかもしれませんね。



京都の老舗料亭 食育授業、小学生に本物の味伝授京都市教委は、市内の老舗料亭の料理人らで作るNPO法人「日本料理アカデミー」(理事長=村田吉弘・菊乃井当主)の協力で、小学3~6年生を対象にした食育授業に取り組んでいる。京都ならではの、ぜいたくな試みだ。  2005年の食育基本法施行を受け、同市教委に対し、日本料理の普及活動などに取り組むアカデミー側が「学校教育の中で食育をきちんと位置づけてほしい」と働きかけた。教員と料理人が一緒にカリキュラムを考え、06年1月からモデル校13校で、料理人による出前授業を始めた。  学年によって内容は若干異なるが、授業は3コマで構成される。1コマ目のテーマは「味覚」。水だけの味、昆布だし、カツオと昆布の合わせだし、塩と薄口しょうゆを加えたすまし汁などを児童に順番に味わってもらい、だしのうまみや香りを体験させる。「水が昆布の味を吸い込んだみたい」「合わせだしのほうが味が甘い」などの声が毎回上がる、という。  2コマ目では、だしを生かした大根の煮物など、野菜を中心とした「食材」について学ぶ。3コマ目は「実演」で、だし巻きや吸い物などを料理人が作り、児童も調理を手伝う。  アカデミー側は、「食への感謝やもてなしの心」を伝えたいといい、料理人は授業で、「昆布とカツオが助け合ってだしのおいしさが作られる。野菜を作った人や料理を作った人にも感謝してほしい」と語りかけている。  「近又(きんまた)」7代目当主、鵜飼治二さん(54)は「今後は食育に対する理解を家庭にも広げていくことが課題。こうした取り組みが普及すれば、日本料理界のレベルも上がる」と期待。アカデミー副理事長で「たん熊北店」社長の栗栖正博さん(49)は「小学生でもだしの味は十分理解できる。なぜ、日本が長寿国になったかを考え、野菜を中心とした食生活の大切さを再認識して欲しい」と話す。  市教委とアカデミーは、こうした実践をもとに小学校向けの食育授業の実践事例集を作った。A4判、55ページ。各小学校でカリキュラムを編成する際の参考になるもので、将来的には全市立小学校179校に授業を拡大する方針だ。  市教委学校指導課は「子供時代に本物の味に触れることの意義は大きい。家庭科や総合学習などに取り込んで、今後、広げていきたい。『京都の子供は、だしの違いがわかる』と言われるようになれば」と話している。(西堂路綾子) (2007年5月22日 読売新聞)

引用元:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20070522ur01.htm
料理 レシピ

0 件のコメント: